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人生はたった4000週間しかない
この事実に気づいている人はいったい何人いるのでしょうか?
「人生は長い」と思い込んでいても、私たちが使える時間は意外と少ないです。平均寿命を80年とした場合、一生はわずか4000週間しかありません。
時間は有限であるという事実を認識することから、本当の人生が始まります。
こんにちは! かずまるです!
本記事では、オリバー・バークマンの著書『限りある人生の使い方』(原題:Four Thousand Weeks)を要約し、そこから学べる生き方のヒントを紹介します。
時間管理や効率化に追われる現代人にこそ読んでほしい「時間の使い方」の本です。
『限りある人生の使い方』とはどんな本?
『限りある人生の使い方』は、イギリスのジャーナリストオリバー・バークマンが執筆した話題作です。
従来の自己啓発本や時間術の本が「効率化」「生産性向上」に重点を置いているのに対し、本書は真逆のスタンスをとっています。
- すべてをやりきることは不可能
- 限界を受け入れることで自由になれる
- 「今ここ」を大切にすることで充実感が生まれる
時間を「どう管理するか」ではなく、「どう生きるか」に焦点を当てた点が多くの読者の共感を呼んでいます。

作者オリバー・バークマンの伝えたいこと(3つ)
① 人生の時間は有限であることを直視する
私たちは「やりたいことはいつか全部できる」と思いがちですが、現実には限られた時間しかありません。
4000週間という数字を意識すると、全てすることは不可能という事実に気づくことができます。
時間は有限であるからこそ、本当に自分がやりたいことに集中することができ、悔いのない人生をおくることができるようになるのではないでしょうか。
限界を認めることは悲観的ではなく、むしろ「本当にやりたいことを選ぶ自由」を与えてくれるのです。
② 「今ここ」に集中することの大切さ
効率化や生産性の向上は、未来のために「今」を犠牲にすることにつながります。
「もっと時間ができたらやろう」と先延ばしにしていると、結局いつまでも満たされません。
バークマンは、「未来のために頑張る」よりも「今の自分の選択」を重視することを勧めています。
今この瞬間に集中することこそ、限られた人生を充実させる秘訣です。
例えば、老後に備えて若いうちは質素倹約に努めて、行きたいと思っている海外旅行を我慢する。
結果的に今を謳歌することができない。
そして、老後を迎えてから、海外旅行に行こうと思っても、体力が落ちて旅行に行く気力がわかない。
このうように、若い時に行っておけばよかった!と後悔することになりかねません。
③ やらないことを決める勇気
人生を豊かにするコツは「やることを増やす」のではなく「やらないことを決める」こと。
SNS、無駄な会議、興味のない付き合い…。こうしたことに時間を奪われていると、本当に大切なことに使える時間がなくなってしまいます。
勇気を持って切り捨てることで、人生の質は大きく向上します。

実践できる3つの行動例
やらないリストを作る
やりたいことリストではなく「やらないことリスト」を作りましょう。
例:
- SNSをだらだら見ない
- 夜遅くの残業はしない
- 惰性での付き合いは断る
これだけで、自由に使える時間がぐっと増えます。
あえて「未完」を受け入れる
読みたい本、観たい映画、やりたい趣味。全部こなすことは不可能です。
「どうせ全部は無理」と割り切り、選んだ一つをじっくり味わうほうが満足感を得られます。
大切な人との時間を優先する
「いつか会おう、いつかゆっくり話そう」と思っているうちに、時間は過ぎていきます。
気づいたときには会いたい人に会えなくなるかもしれません。
時間は有限であるという事実に気づいて即行動しましょう!
家族や友人との時間を予定に組み込み、最優先事項として扱いましょう。
『限りある人生の使い方』を読んで感じたこと
本書を通して強く感じたのは、「時間は増やせない」という当たり前の事実です。
私たちはつい「効率よく動けば時間が増える」と錯覚してしまいますが、実際には時間は限られています。
大切なのは「時間を増やすこと」ではなく「何に時間を使うかを選ぶこと」です。
やらないことを決め、今に集中することで、限りある人生をより豊かにできると実感しました。
まとめ|4000週間をどう生きるか
『限りある人生の使い方』は、従来の時間術とは一線を画す一冊です。
- 人生は有限であると認める
- 今この瞬間を大切にする
- やらないことを決める
この3つを意識するだけで、日々の充実度は大きく変わります。
人生は4000週間しかありません。
その限られた時間を、焦らず、納得できる形で生きるヒントを与えてくれる良書です。
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