「また鐙が外れた…」
レッスン中、一番テンションが下がる瞬間じゃないですか?
・探そうとすると馬は動く
・下を見たら姿勢を注意される
・焦れば焦るほど、また外れる
・そして最後に言われる
👉「もっとリラックスして」
……いやいやいや、
リラックスできたら苦労せんわ!!って話ですよね。
でも、ここで意外な事実をひとつ。
👉 鐙が外れる原因の9割は「脚」じゃありません。
👉 センス不足でも、運動神経でもない。
実はこれ、
✔ 姿勢
✔ 重心
✔ 鐙の踏み方の「勘違い」
✔ そしてインストラクターが言語化しきれていない部分
ここが噛み合っていないだけ。
この記事では
「なぜ鐙が外れるのか」→「どうすれば外れなくなるか」を現場18年・初心者を何百人も見てきた実体験ベースで次のレッスンで即使えるレベルまで落とし込みます。
読み終わる頃にはきっとこう思うはず👇
「あ、これ“自分が悪かったんじゃないんだ”」
そして次の騎乗、ちょっとワクワクして鞍にまたがれる自分がいます🐎✨

目次
実践ポイント10選
① 鐙は「踏む」ものではなく「乗る」もの
初心者さんの9割が
❌「鐙を踏み込もう」としています。
でも実際は
👉 足の裏を“置く”感覚
📌 実体験
私が新人の頃、鐙を踏み込む癖が抜けず
速歩に入るたびに左鐙だけ外れる時期がありました。
転機は先輩の一言。
「踏もうとするから、足首が固まるんや」
「薄い煎餅の上に足を乗せてそれを割らないように乗れ!」
と口酸っぱく言われ続けました。
そこから
✔ 足裏を“ベタッと乗せる”
✔ 体重は上から落とす
これだけで外れなくなりました。
② 鐙が外れる人は「踵を下げすぎ」
意外ですが、下げすぎもNGです。
・踵を下げよう
・下げなきゃ
・もっと下げなきゃ
👉 結果、足首ガチガチ。
📌 目安
「踵がつま先より少し低い」くらいでOK。
無理に下げない。
③ 膝でしがみつくと、鐙は逃げる
鐙が不安
↓
膝で挟む
↓
脚が浮く
↓
鐙が外れる
この悪循環、めちゃくちゃ多いです。
📌 解決策
・膝は“軽く触れてる”
・太もも内側で包むイメージ
👉 「挟まない=抜ける」ではない
④ 上半身が前に倒れると即アウト
鐙が外れやすい人、
ほぼ例外なく 上体が前のめり。
📌 チェック
・おへそが馬の耳より前に行ってない?
・速歩で肩が揺れてない?
📌 ワンポイント
👉 胸を1cmだけ起こす
これだけで重心が戻ります。
⑤ 鐙の長さ、合ってますか?
短すぎる → 膝詰まり
長すぎる → 足ブラブラ
📌 初心者の基準
👉 ぶら下げた鐙が「くるぶし」
迷ったら
✔ 少し短め
✔ 外れにくさ優先
⑥ 足先が外に向きすぎている
外向き=かっこよさ
と思われがちですが、外れやすさMAXです。
📌 正解
👉 つま先は「やや外」
👉 正面〜45度以内
⑦ 鐙を“探しにいく”と一生外れる
外れた瞬間
❌ 下を見る
❌ 足をワチャワチャ動かす
📌 正解
👉 太ももをストンと落とす
👉 自然に鐙が戻るのを待つ
これ、できると一気に中級者感出ます😏
⑧ 鞍が合っていないケースもある
特にレンタル鞍。
・鐙革が硬すぎる
・左右で癖が違う
📌 対処法
👉 レッスン前に
「今日、鐙外れやすくて…」
と一言相談するだけでOK。
⑨ 速歩は「座ろう」とすると外れる
座ろう
↓
脚が前に流れる
↓
鐙スポーン
📌 意識
👉 立とうとしない、座ろうとしない
👉 馬の動きに“乗せてもらう”
⑩ 家でできる最強トレーニング
📌 壁スクワット
・壁に背中
・踵を床
・30秒キープ
👉 足首・体幹・重心が一気に改善。

まとめ
鐙が外れると
「自分、向いてないのかな…」
って思ってしまいますよね。
でも断言します。
👉 それ、あなたのせいじゃない。
👉 ちゃんと理由がある。
今日紹介した中で
✔ ひとつでも
✔ 「あ、これかも」と思えたなら
次のレッスン、もう一歩前に進めます。
完璧じゃなくていい。
外れてもいい。
気づいて、戻せるようになることが上達。
馬は、ちゃんと待ってくれます🐎
あなたが「分かろう」とした分だけ。
さあ次の騎乗は
鐙を気にせず、馬の背中を楽しみにいきましょう🔥


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