「手綱をもっと短く持って!」
「長すぎー!」
「引っ張りすぎ!」
……正直、
どれくらいの長さで乗ればよいか、やればやるほど分からない!!
さっきと何が違うの?
今も持ち方同じじゃない?
そう思いながら、また注意される。
そのうち馬が手綱を引っ張ってくるし、怖い。。。🤷♂️
18年前、新人として配属され、先輩に鬼指導を受けていた時、まさしく僕はこんな感じでした。
同じように感じている初心者の方は大勢いると思います。
ただ、安心してください。
インストラクターとして18年以上現場にいますが、
「最初から手綱が分かる人」は、ほぼいません。
なぜなら手綱は
- 見えない
- 数値化できない
- 感覚で言われがち
だから難しい。
でも安心してください。
この記事では、
- 写真なしでも分かる言葉
- よくある失敗の正体
- 家でできる練習方法
を全部まとめて、
「なるほど、そういうことか!」
に変えます。
読み終わる頃には、
次のレッスンがちょっと楽しみになっているはずです。

目次
解決策9選|手綱が分からない理由と、具体的な突破口
解決策① 正しい手綱の長さは「肘で決まる」
いきなり核心いきます。
手綱の長さ=肘の角度。
正解は👇
- 肘は軽く曲がる
- 脇に小さな空間
- 腕が前に突っ張らない
イメージは
「重たい荷物を優しく持っている感じ」
肘が伸び切る=長すぎ
肘が体にくっつく=短すぎ
まずはここだけ覚えてOK。
自分の肘の角度を基準にして乗ると分かりやすいと思います。
解決策② 持ち方は「親指でフタをする」
写真なしで説明します。
- 手のひらを縦
- 小指側から手綱が入る
- 親指で上から軽くフタ
力は
10段階中、2〜3。
握りこぶしは作りません。
卵を割らずに持つ感覚です。
優しく手綱を持ちましょう。
解決策③ 引っ張りすぎの正体は「怖さ」
よくあるミスNo.1。
実はこれ、
技術じゃなく感情の問題。
- バランスが不安
- 馬が動きそう
- 落ちたくない
→ 無意識に手で支える。
でも手綱は
体を支える道具じゃありません。
支えるのは
- お尻
- 体幹
- 足
手は「連絡係」です。
自分の体は自分の体感で支えましょう!
解決策④ 左右差が出るのは「利き手のせい」
「左が短いです」
これ、めちゃくちゃ多い。
理由は単純👇
利き手が強すぎる。
右利きなら
右が無意識に引いています。
対策はこれ👇
- 利き手を少し前へ
- 弱い手を意識的に使う
「左右同じ」は
意識しないと一生来ません。
指導者に見てもらったり、自分の騎乗姿をビデオに撮ってもらって確認すると、より客観的に自分の癖が理解できます。
解決策⑤ 正解の感覚は「馬の首の重さ」
良い手綱の感覚👇
- 引っ張ってない
- でも、何もないわけじゃない
- 馬の首が前に伸びる感じ
インストラクターが
「いいですね」と言う時、
ほぼこの状態です。
解決策⑥ しょっちゅう長さが変わるのは普通
初心者さん、安心してください。
手綱は動いてOK。
むしろ、
動かせない方が問題。
- 姿勢が変わる
- 馬が動く
- リズムが変わる
→ 手綱も変わる。
最初から安定しません。
それで正解です。
基本、手綱の長さは変わるものです
解決策⑦ 家でできる神練習① タオル手綱
用意するもの👇
フェイスタオル1本
- 両端を持つ
- 肘を軽く曲げる
- 親指でフタ
鏡を見て
左右差チェック。
1日1分でOK。
継続の日々があなたの基礎を作ります。
解決策⑧ 家でできる神練習② ドアノブ練習
- ドアノブを軽く持つ
- 引かない
- 押さない
- 肘の角度キープ
これ、
手綱感覚に一番近いです。
家の人にはあらかじめ練習内容を伝えておかないと、頭がおかしくなったと心配されます(笑)
解決策⑨ 分からない時は「確認」していい
インストラクターに
こう聞いてOK👇
「今の長さ、どうですか?」
これだけで
修正スピードが爆上がりします。
分からないまま続けるのが
一番もったいない。
手綱の長さに正解はありません。
その都度確認しましょう!

まとめ|手綱は「感覚」じゃなく「構造」
手綱が分からない。
それはあなたのせいじゃありません。
- 肘
- 親指
- 力加減
- 左右差
全部、理由があります。
次のレッスンでは、
- 肘を確認
- 親指を見る
- 引かない
この3つだけでOK。
手綱は、必ず分かるようになります。
今日より、次。
次より、その次。
馬が嫌がって頭を振らずにじっとできたり、ブレーキやハンドル操作ができたらそれが一つの最適解です。
あなたは、ちゃんと前に進んでます🐎🔥


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