「馬装と手入れって、正直ちょっと怖い…」
「嫌がらせてしまったらどうしよう」
「蹴られたら?噛まれたら?」
これは初心者さんがほぼ100%感じる不安です。
でも安心してください。
馬装や手入れがうまくいかない原因の多くは、**技術不足ではなく“馬の気持ちを知らないこと”**です。
この記事では、
✔ 馬が嫌がるポイント
✔ 安全にできる立ち位置
✔ 馬装の正しい順番
✔ 現役インストラクターが現場で必ず伝えているコツ
を、馬の特徴・性格・注意点を交えながらわかりやすく解説します。
「馬に受け入れてもらえる馬装・手入れ」を一緒に身につけましょう!🐎

目次
初心者が馬装・手入れを上手にする7つのポイント
① 馬が嫌がる箇所・部位を理解する
【よく嫌がる部位】
- 耳まわり
- 口元・唇
- お腹(腹帯が当たる部分)
- 後ろ脚・内もも
- 尻尾の付け根
理由
馬は急所が多く、視野が広い反面「見えない部分」に触られるのが苦手です。
そして、元々馬は草食動物なので、全身の感覚を敏感にしておかないと、肉食動物に捕食されてしまいます。
なので、触られたくない場所が多いと言われています。
再現する方法
- いきなり触らずに、声掛けをして近づく
- 手を見せてから、首→肩→胴体と順番に慣らす
- 嫌がったら一度止めて、呼吸を整える
👉「嫌がる=悪い馬」ではありません。
馬なりの理由が必ずあります。
怒っていたら、常に「なぜ」怒っているのかを考える癖をつけましょう!
② 安全な立ち位置を理解する
基本の安全ポジション
- 馬の肩〜胴体の横
- 馬と平行に立つ
- 後ろに立たない(蹴られる危険)
初心者あるある
- 後ろ脚の真後ろで作業(馬は真後ろは見えない)
- 顔の正面に立つ(馬は真ん前は見えない)
再現する方法
- 常に「自分が蹴られたらどうなるか」を想像
- 動く時は馬に声をかけてから移動
👉「声かけ」は最高の安全対策です。
馬の視野は350度と言われていて、真ん前と真後ろは見えていません。
なので、真ん前と真後ろに急に人が現れると馬はビックリしてしまいます。
なので、基本そこには立たないようにしましょう!
③ 馬の癖や性格を理解する
馬にも性格があります
- 怖がり
- 神経質
- おっとり
- ベタベタ甘えん坊
現場でよくある例
- 右側は平気、左側は苦手
- 特定の人だけ嫌がる
- 裏掘りが大嫌い
再現する方法
- スタッフに「この馬の注意点」を必ず聞く
- 昨日の様子・機嫌を確認する
👉馬装は毎回同じではないのが普通です。
常に馬に寄り添う姿勢が大切です😊
馬を知るための必読書!🐎
『馬のきもち』を読んだら乗馬が別競技になった話|インストラクターが本気で推す“馬目線”の教科書 | 馬と向き合って18年
④ 馬装の正しい手順を覚える(超重要)
馬装の順番には理由があるんです
- ブラッシング
- 裏掘り
- 足のプロテクター
- 鞍
- 頭絡
なぜこの順番?
- ブラッシングや裏堀をしながら、馬とコミュニケーションをとる
- その際に、怪我や足の腫れがないかどうかを確認する
- 基本的には頭絡を装着されることが馬にとって一番ストレス
- 負担の少ない 足のプロテクター→鞍→頭絡が正解
- 騎乗後に外す時も馬装とは逆の 頭絡→鞍→プロテクターの順番に外す
再現する方法
- 焦らず一つずつ
- 順番を体で覚える
👉順番を守るだけで、嫌がる確率は激減します。
⑤ 常に馬の様子を伺いながら丁寧に接する
馬が出すサイン
- 耳を伏せる
- 尻尾を強く振る
- 足踏み
- 体を避ける
NG行動
- 力任せ
- 無言
- イライラ
再現する方法
- 耳・目・呼吸を見る
- 嫌がったら一呼吸置く
- 優しく声をかける
👉人が乱暴だと、馬も乱暴になります。
馬の行動は自分の写し鏡です。
常に落ち着いて馬に接しましょう!
⑥ 馬装後は必ず全体チェックをする
チェックポイント
- ゼッケンのシワ・ズレ
- プロテクターの位置
- 腹帯の締め忘れ
- 頭絡のねじれ
初心者に多い失敗
- 「付けたからOK」で終わる
- 位置がずれていることに気づかない
再現する方法
- 馬の正面・横・後ろから確認
- 馬の動きを見て再調整
👉小さなズレが、大きな不快感になります。
何回も繰り返し馬装練習をしていると、ちょっとした違和感に気づけるようになりますよ!
⑦ 手入れ後は「安心」で終わらせる
最後にやるべきこと
- 優しく首をなでる
- 声をかける
- 落ち着いた状態で終える
理由
馬は「最後の印象」を強く覚えます。
再現する方法
- 急いで立ち去らない
- 「ありがとう」「よく頑張ったね」と声かけ
👉次回の馬装が驚くほどスムーズになります。
馬と心が通じた瞬間は、何物にも代えがたい感情になります😊
馬とのコミュニケーションの取り方が驚くほど理解できるようになります!
イラストでわかるホースコミュニケーションを読んでの解釈|馬が変わる10の実践ポイント【初心者必読】 | 馬と向き合って18年

まとめ(馬の目線がすべて)
馬装と手入れが上手になる最大のコツは、
**「常に馬の目線になって考えること」**です。
- 馬は道具ではなく生き物
- 怖がるのも、嫌がるのも理由がある
- 丁寧に接すれば、必ず応えてくれる
初心者のうちは完璧でなくて大丈夫。
馬と信頼関係を作る時間そのものが、上達への近道です。


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