「もし落ちたらどうしよう」
「テレビで見た落馬事故が頭から離れない」
「骨折したら仕事どうしよう…」
馬に乗る前から、頭の中でこんな映像が流れていませんか?
正直に言います。
この想像、乗馬初心者なら全員やってます。
でも安心してください。
インストラクターとして18年以上現場に立ってきましたが、
👉 初心者が普通のレッスンで落馬する確率は、想像よりはるかに低い
👉 しかも、落ちても「大怪我にならない設計」が最初からされています
この記事では、
- なぜ初心者が危険な馬に乗らないのか
- なぜ簡単に落ちないレッスンになっているのか
- ヘルメットやプロテクターが何を守っているのか
を、現場目線で全部お話します。
読み終わる頃にはきっと、
「怖いけど、やってみようかな」
そう思えているはずです。

目次
解決策5選|「落ちるかも」の正体を分解する
解決策① 初心者はいきなり「危険な馬」に絶対乗らない
まず大前提。
初心者が乗る馬は、選ばれています。
- 動きが穏やか
- 人に慣れている
- 急な反応をしにくい
正直、
元気すぎる馬・若い馬・クセの強い馬は
最初から使いません。
実体験ですが、
初心者レッスンに出る馬は
「落とさないこと」に関してプロ中のプロ。
インストラクターは
「この人にはこの馬」
を無意識レベルで判断しています。
そして、初心者の方が騎乗しても暴れないように、調教がしっかりされています。
解決策② 落馬しにくいレッスン設計になっている
初心者レッスン、思い出してください。
- いきなり速く走らない
- 急な動きをさせない
- 円運動・直線が中心
これ、全部理由があります。
👉 馬の急激な動きを減らす設計
👉 人がバランスを崩しにくい構成
さらに、
- 常歩中心
- 速歩も短時間
- インストラクターがすぐ止められる距離
「落ちる前提」ではなく
「落ちない前提」で作られています。
解決策③ 「落ちる=大怪我」はほぼ誤解
確かに、落馬事故はゼロではありません。
でも初心者の場合、
- 高速で走っていない
- 高い障害を跳んでいない
- スピードも高さもない
つまり、
地面との距離が低い。
実際に多いのは👇
- ずり落ちる
- 横に降りる
- 立ち上がる前に足が外れる
映像で見る「大落馬」とは
全然別物です。
解決策④ ヘルメット・プロテクターは「最後の保険」
初心者が必ず着ける理由、知ってますか?
万が一のため。
そして、万が一を“大事にしない”ため。
- ヘルメット → 頭部保護
- プロテクター → 背中・内臓保護
実体験として、
「何もなかったけど、プロテクターのおかげで安心できた」
この声、めちゃくちゃ多いです。
怖さをゼロにする道具ではなく、
怖さをコントロールする道具。
だから初心者ほど、意味があります。
解決策⑤ 怖い人ほど、落ちにくい
これ、意外ですが本当です。
落馬しやすいのは👇
- 無理をする
- 調子に乗る
- 指示を聞かない
逆に、
- 慎重
- 話を聞く
- 怖さを自覚している
このタイプは、
圧倒的に安全。
インストラクター目線では、
「怖がり=危ない」ではなく
**「怖がり=守れる人」**です。

③ まとめ|怖いままでも、ちゃんと前に進める
落ちるのが怖い。
それは自然な感情です。
でも、
- 危険な馬には乗らない
- 落ちにくい設計になっている
- 装備で守られている
- 見守る人がいる
この4つが揃った環境で、
初心者が一人で危険にさらされることはありません。
次のレッスンでは、
「落ちないかな」ではなく
「今日は何を感じられるかな」
そう考えてみてください。
怖さは、あなたを止めるものじゃない。
守りながら前に進ませる感情です。
大丈夫。
あなたはちゃんと、安全な場所にいます🐎✨
怖さを乗り越えた先に一歩成長した自分に出会えると思います!


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